日の出と相前後して大きな満月が薄靄のかかるピラミッドの間に沈んで行きました。
以前より撮影してみたいと思っていた『月夜のピラミッド』。何で?と聞かれても上手い答えは無いんですけど、遥か昔の人が感じた畏怖とロマンを感じたいから?
でも月が照らす時間帯はピラミッドエリアに入ることはできません。いろいろ考えた結果、沈む間際の月をスフィンクス側の観光エリア外から捉えられると思い至り、夜明け前に撮影しました!
月の出月の入りの時刻とその方角は下記のサイトで調べることができます。
2月は満月の日にクフ王とカフラー王の間に月が沈みます。その時刻はほぼ日の出の時刻。薄明かりの中でピラミッドと月を撮ることができるのです。しかも2019年2月20日はスーパームーンでした。そして撮影したのがこの写真です。
実はこの写真、一か所だけ塀ではなく鉄柵になっている警察車両の出入り口で、柵の間に三脚の片足とカメラを突き出して撮影しているのです。車で出勤してきた警官に不審の眼差しを向けられましたが、「今日は満月が綺麗!」と言ったら、観光エリア内に入った後ご自身もスマホで撮影。お蔭で私の撮影ポイントを車で塞がれ時間をロスしましたが、笑顔で挨拶して別れました!