エジプト人はアエーシ(平べったいパン)、マカロニ、ライスといった炭水化物を使った料理とお肉類が好き。そして大勢集まって会食するのが好き。マハシはそんなエジプト人に愛されるご飯料理。
どんな料理かといいますと、刻んだ玉ネギ、トマトや香草などが入った米をナスやズッキーニをくり抜いたものに詰めたり、キャベツやブドウの葉っぱに包んだりし、お鍋にきれいに並べてスープで炊いたものです。
入れる香草は西洋パセリ、ディル、パクチーで私はたくさん入れて作ります。香草の香りとお肉の出汁がきいた味が何とも言えず、思った以上のご飯を食べてしまうことに。これがエジプト人の太る原因だとさえ言われるくらい...エジプト人は大好き。
くりぬいたり包んだりするのはかなりの手間。でもお値段的には安い野菜をここまで豪華に美味しくするアイディアは見事です!
夏場は白ナスとブドウの葉が旬で美味しく、冬場はキャベツの葉が薄く芯が細いのでマハシに向いています。冬場のキャベツは直径30 cmほどになり、頭の上に載せて運ぶ姿を見かけます。確かに運びやすそう。大勢のお客様があるときは、こんなに大きなキャベツを2個、3個と使ってマハシを作りおもてなしをします。